手術後の視力回復について
網膜・視神経・角膜など水晶体以外の部分に異常があれば、視力はそれほど回復しません。また、水晶体の支えが著しく退化していると、通常の方法による水晶体摘出が困難で、正常な位置に眼内レンズを挿入することができません。白内障が進行しすぎると水晶体の袋が極端に弱くなり、袋が破損する確率が高くなります。このような場合には、嚢外水晶体摘出術・眼内レンズ縫着術という別の方法を後日行うことになります。
術後合併症について
稀に下記のような合併症が起こることがあります。手術後は感染予防と炎症を抑えるお薬が処方されますので、必ず指示通りに点眼と内服をし、定期的な受診をお願いします。
| 一過性の高眼圧症 | 手術後一時的に眼圧が上昇する場合がありますが、点滴や内服、点眼薬で正常に戻ります。 |
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| 眼内炎 | 稀に手術中・手術後に細菌が眼内に入って感染することがあります。感染を起こすと点滴や再手術が必要になり、発見が遅れれば失明につながります。 |
| 類嚢胞黄班浮腫 | 手術後の炎症が長く残ると網膜の中心部に浮腫が起こり視力回復が遅れることがあります。特に糖尿病をお持ちの方によく見られます。 |
| 水疱性角膜症 | 角膜の内皮細胞が手術により減少して角膜混濁を起こし、視力が低下することがあります。 |
| 後発白内障 | 個人差はありますが、手術後数ヶ月で眼内レンズを入れている水晶体の後ろの膜が濁り、まるでまた白内障になったかのようなかすみや視力低下が起こることがあります。治療は特殊なレーザー(ヤグレーザー)を用いて濁った膜の真ん中だけを破ります。一度レーザで破れば視力は回復し、ほとんど再発することはありません。 |
